Our Future
アクティスの未来予想
アクティスは、通信事業から培った技術を基盤に、新たな事業領域へ挑戦し続けています。
社長メッセージでは、これまでの歩み、築き上げた技術力、そして未来への展望をお伝えします。社員一人ひとりが成長し、挑戦できる環境を整え、社会に貢献するアクティスのビジョンにぜひ触れてください。
代表取締役社長
宮田 晃
顧客第一と人間尊重を掲げ、実績を着実に積み重ねる
アクティスは、創業時に企業理念として「顧客第一」「人間尊重」の2つを掲げました。ここには、創業者の強い想いが込められています。まず、「顧客第一」。お客様からご依頼いただいた仕事をこなすだけでなく、お客様の立場に立って考え、課題の解決に向けて一生懸命対応する。そして、「人間尊重」。社員一人一人の個性を大切にし、困ったことがあれば、仲間として対応する。この2つの理念を基に、現在も「お客様と社員を大切にする“いい会社”を創ろう」との思いを継承しています。
通信ソフトウェア会社・アクティスが創立した1989(平成元)年は、インターネットの普及に伴い、我が国においてもIT技術が急速に発展した時期です。技術力を切り札に、わずか7名で始動したアクティスですが、設立当初から順風満帆だったわけではありません。それでも、地道に実績を積み重ねることで徐々に販路が拡大し、軌道に乗ることができました。
通信ソフトウェア開発事業は海外向け携帯電話(2G)からスタートし、急速な通信技術の発展による国内の携帯電話市場の拡大に伴って、アクティスも多くの開発案件に対応しました。通信は、つながって当たり前、途切れてはならない最も重要なインフラの1つです。アクティスは、社会インフラを支えている使命感と、お客様やエンドユーザーに高品質な成果物を提供するという責任感をもって取り組んできたことで、高い信頼を獲得し、さらなる発展をしてきました。
「顧客第一」と「人間尊重」。
この創業者の2つの企業理念が全社に浸透し、アクティスをここまで成長させました。もちろん、私もその想いを受け継ぎ、次の世代に伝えていきます。
通信技術を基盤に新規事業へ挑戦し、事業領域を拡大
通信事業を柱に成長してきたアクティスですが、今後の発展を考えると一本足の経営はリスクとなり得ます。また、通信技術は頻繁に変わるものではなく、案件が落ち着く時期もあるため、そのタイミングで新規事業への参入に着手しました。1つはインフラの構築事業です。パソコンやスマートフォンが普及し、ITは、ビジネスや私たちの暮らしに欠かせない存在となりました。その各種サービスが動くための土台をつくるのがインフラ構築の仕事です。今では当たり前となっているクラウドサービスも当時はあまり普及していませんでしたが、今後拡大するとの想定のもと、この事業に挑戦することを選びました。その挑戦が実を結び、今ではアクティスの事業の柱の1つとなりました。
同時に、開発分野でも新たな取り組みを開始しました。通信事業で培った高品質なモノづくりの技術は、安全性が重要視される車載システムの開発に活用できるため、車載事業への参入も開始しました。また企業向けの顧客管理システム「Salesforce」の導入支援事業や組込開発など、技術の幅を着実に拡げ、通信事業だけに頼らない安定した経営の確立をすすめてきました。
さらなる発展に向けて、現在は2つの事業に注力しています。1つは「自社製品・サービスの開発」です。当社のIoT製品「IPLIS」は、社員からのアイデア公募によって開発したデータ分析のサーバーです。今後も、社員からのアイデアを積極的に募り、アクティスの自社製品として市場に出せるよう、新規事業開発に力を入れていきます。もう1つは「若い世代の育成」です。事業の発展にはさらなる技術力の向上が欠かせません。若い世代が柔軟に新しい技術や言語を習得し活躍することで、これまで蓄積した知見を活かしながら、新たな領域へ事業を広げていけるのではないかと考えています。
最新技術と人材育成を強化し、新たな価値を創造する
ITの分野は、技術革新が早く、最新の技術を先取りしていかないと、今後の発展はありません。アクティスでは、今後も新たな技術案件に挑戦しそれを習得することで、未来の仕事を創出していきます。また、国内外のイベントへの参加や技術動向の研修等、最新情報を入手する機会を多くつくり、社員のイノベーションを育成しています。その1つの取り組みとして、自社AIサービスを社内で開発中です。今後、AI×アクティスの技術の活用により、何倍もの価値を生み出せると信じています。それらで培った技術力を、新たな自社サービスの開発と並行して既存事業にも展開し、事業の発展に繋げたいと考えています。
人材育成を通じて新たな可能性を
社員一人ひとりのスキルアップを目指した育成にも力を入れています。それぞれの磨きたいスキルや志向するキャリアを支援し、社員の成長へのモチベーションをバックアップしていきます。
また、アクティス社内の各拠点・各部門間の連携を強化する「OneACTIS」も推進中です。テレワークの普及により、配属拠点や部署に関係なくオンラインでコミュニケーションをとりながら仕事を進めていく社員が増えました。情報や技術の共有がしやすい環境が整う中で、開発・検証・保守などの“職種”にとらわれず“チームワーク”で仕事に取り組むカルチャーの定着を目指しています。
社員同士が教え合い、お互いに高め合える環境を築けるように、部長やリーダーが協力して、新たな取り組みもスタートさせました。たとえば、全拠点から参加できるオンライン勉強会を実施するなど、技術力を高めるカルチャーの浸透を図っています。
求職者のみなさまへ
通信・車載事業、企業向けアプリケーション事業、クラウド事業の3つを軸に事業展開するアクティスの仕事は、社会に必要とされる“なくてはならない仕事”です。生活に欠かせない通信や自動車にとって、大切なことは“品質”にほかなりません。その点、アクティスには、“品質”に真摯に向き合い仕事に取り組む社員が揃っています。社会に貢献でき、やりがいを確かに感じながら仕事に取り組めるでしょう。
さらなる発展を目指し事業開発と人材育成に取り組む当社は、次代を担うみなさんに期待しています。将来的にリーダーとなってプロジェクトを率いるエンジニア、技術と品質で多様なニーズに応えるエンジニア、革新的なアイデアをもって新規事業に挑戦したいエンジニア、それぞれが成長し望むキャリアを叶えられるよう、支えることをお約束します。
「人間尊重」のもと、働きやすさ・働きがいのある環境づくりを進めるアクティスで、周囲に誇れる仕事を担ってみませんか。